自分の車に一緒に乗ってけばいい。そう言う春樹に
「買い物したいし、そこまで迷惑かけられないから」
と、小遣いと言う口止め料を、しっかりせしめて仁が帰って行った。
実家にいる頃は、あんまり気を付けてなかったせいもあるけど、まさかお袋にまでバレてるとは思ってなかった。
「凌?」
「何?」
「いや、ため息ついてるから」
仁が帰った後、閉まった玄関を見て力が抜けたらしい。
「仁くん、大丈夫かな?」
そう気遣う素振りが春樹らしっちゃあらしいんだけど、今日はそれが何故か憎らしい。
「凌?」
頭半分、小さい春樹が心配そうに見上げてくる。
その表情だけで癒やされるあたり、終わってるな。
「何でもない」
とりあえず仁には口止めしたし、バレた時はバレた時でしょうがない。
今はやっと邪魔者が消えたし、春樹と2人だけの時間を楽しもうーーー
俺は春樹の身体を引き寄せると、2週間ぶりにその感触を心行くまで楽しんだ。
こんな事があって、『できごころ』の会話SSに繋がってたりして。
携帯からじゃリンク貼れないのがキツいっす(>_<)